いつも黒い服を纏っている、痩身の青年。 端正な顔立ちだが、常に無表情で近づきがたい雰囲気を纏っている。 ある海辺の町を彷徨っており、通り名に違わず金さえ積まれればどんな仕事にも応じる。 曰く、「『生きる』ためならどんなことでもする」。 時折人間らしい感情を覗かせることがあり、その心は底が知れない。 |
雑居ビルの一室で殺人を繰り返す少年。 性格は幼稚にして残忍、かつ享楽的で、彼にとって『殺す』ことは遊びでしかなく、 『殺す相手』は『玩具』に過ぎない。 それに当てはまらない者は彼よりも強い者だが、 おおよその人間は『玩具』に分類されてしまう。 兄に軟禁されて育ったため、外の世界を知らず、性格ともども行いもわがままであるが、 それゆえか時に純粋に本質を見抜く感性を持つ。 |
『野良犬』と旧知の仲らしい、黒髪に瑠璃色の瞳をした青年。 リュウと共に、裏社会の仕事を案内する『呉羽人材派遣事務所』を営む。 物静かでともすれば無愛想にも見えるが、決して冷酷ではなく、無口なりに感情の起伏を見せる。 |
銀髪に紅い瞳をした青年。 セイとは対照的に、いつも飄々としておどけた態度を取る。 よく彼にじゃれつこうとするが、あまり相手にされていないように見える。 女癖も悪く、傍から見れば軽薄そのものの人物だが、 時折見せる言動からは真摯さを感じることもある。 |
黒髪に無精髭を生やした男。 弟である『猫』に歪んだ愛情を注ぐ。 ともすれば異常とも取れる執着を弟に見せ、彼を手の内に置くためには手段を選ばない。 |